PontaとPomko こだわりの間取りをご紹介♪

PontaとPomko 間取りの概要とどう考えたかをご紹介します。

 

マイホームは欲しい!
けど、どんな間取りにしたいか正直ふわっとしている。。。

業者が提示する間取りプランを見てもなんかしっくりこない

 

という方の参考になれば嬉しいです。

 

我が家の建物外観はこんな感じです。







 

間取りの正解は人によって異なると思いますが、少しでもご参考になれば嬉しいです。

 

我が家の間取りはこれだ!

業者(ハウスメーカ)と何度も打合せし、最終形はバージョン16!
悩みに悩んだ末の最終形です。

 

 

夫婦ともに納得の間取りとなりました(^^)

 

間取り設計の考え方

PontaとPomkoの考え方をご紹介します。

 

考え方フローチャート

 

下図の流れでやっていました。
大金はたいて購入するので、検討漏れができるだけないように努めました。。。

 

 

STEP1:現状の困りごとを洗い出す

 

 

夢のマイホームで快適な生活を送りたい!

と思いますよね。なので、

現在のお住まい(旧居)で困っていることは新居では無くす!

と考えます。

 

我が家では180個以上の困りごと(細かい困りごとも含む)を抽出して、それを解決するように設計を行いました。

 

180個出すのが目的ではありません。
細かくて地味な困りごとまで、抜けなく抽出することが大切です!

 

困りごと抽出のポイント

 

下記を意識して抽出します。
すると、STEP3で解決可能か判断しやすくなります(^^)

 

  • 些細なことでもいい、難しく考えない
  • できるだけ具体的に書き出す(言ってる私はあんまりできてない汗)
  • 重要度を決めておく(☆3つなら「絶対解決したい」、☆1つなら「解決したらいいな」みたいな)

 

困りごとの例

 

例えば、旧居ではこんなことで困っていました。

 

  • 電子レンジ・電気ケトル・炊飯器が同時に使えない(☆☆☆)
  • 湯船で足が伸ばせない(☆☆)
  • パブリック・プライベートゾーンが不明確(☆☆☆)
  • 冬場、ダウンジャケット等アウター収納場所がない(☆☆)
 

毎日の生活で必ず不便していることがあるはずです。
些細なことでもいいので抽出しましょう!

 

以下では、「パブリック・プライベートゾーンが不明確」という困りごとを例に進めてみます。

 

パブリック・プライベートゾーンが不明確とは?

 

来客動線(パブリック要素)と生活動線 (プライベート要素) の干渉でいつも困っていました。

 

旧居(賃貸)では浴室・洗面所と寝室に挟まれる形でLDKがありました。

 

 

妻も私もよく家族・友達・同僚を家に呼ぶので、その時にお風呂に入ったり寝室に行って就寝したり、、、

 

来客動線と生活動線LDKでぶつかるので、結構気を遣ってました。。。

 

新居では絶対に解決したい項目の一つでした。

 

STEP2:新居での解決構想を考える

 

 

「解決構想を考える」と言うのは簡単ですが、実際に案出しするのは結構難しいです。

 

自分で考えるのは勿論ですが、ヒントは色んなところに転がっています。
利用できるものは利用しましょう!

 

  • ハウスメーカ等業者に過去の実施例を教えてもらう
  • 家を建てた方の話を聞く
  • ネットで調べる

 

ネットが一番手軽でいいかもしれません。

 

間違ってもいいです。実現できなさそうでもいいです。
案を出すことが大切です(^^)

 

我が家の解決構想

 

(1)パブリックゾーンとプライベートゾーンに分けてみる

 

生活に必要な各部屋をパブリックゾーンとプライベートゾーンに私達なりに分けてみました。

 

※必要な部屋の種類は人によって異なると思いますが、私達は以下でした。

 

パブリックゾーン プライベートゾーン
玄関 シューズクローク
リビング パントリー
ダイニング 子供部屋
キッチン 寝室
トイレ 洗面所
  浴室
  トイレ
  ベランダ

 

(2)パブリックゾーンとプライベート ゾーンの階設定

 

建築面積の都合で2階建てであることが前提となりますが、
わかりやすく1階と2階で各ゾーンを配置することにしました。

 

結論としては、1階:パブリックゾーン、2階:プライベートゾーンとしました。

 

理由:

 

  • 玄関を1階とし、荷物の搬入出・来客動線を短くする
  • プライベートゾーンを2階とし、外からの目線を感じにくくする

 

キレイに上の表のように1階と2階で分けることはできませんでした。
次のようになりました。

 

1階 パブリックゾーン 2階 プライベートゾーン
玄関 子供部屋
シューズクローク(玄関に付随するため) 寝室
リビング 洗面所
ダイニング 浴室
キッチン トイレ
パントリー(キッチンに付随するため) ベランダ
トイレ  

 

プライベートゾーンに分類したシューズクロークとパントリーは1階にせざるを得ません。

 

これで業者(ハウスメーカ)との打ち合わせに望みます。

 

Ponta : こんな感じで部屋を1階と2階に配置したいんですけど、、、

 

業者 : 承知しました。検討します。

 

これで次回打ち合わせ時に、要望が反映された図面が上がってくるわけですね。

 

勿論、解決構想を業者に考えてもらうのも全然アリですよ(^^)
全部を素人の自分達で考えるのは無理です。。。

 

STEP3:困りごとは解決可能か

 

 

ここは主に、業者との打ち合わせになると思います。
提示された案や図面を見て、STEP1で抽出した困りごとが解決しそうか判断します。

 

この判断ができるよう、STEP1ではできるだけ具体的に困っている内容を書き出した方がよいです!

 

必ず自分達で確認・判断する

 

打ち合わせで、

Ponta様Pomko様のご要望を反映しますと、このようになります。
○○で△△なので、この案がオススメです。

みたいなことを言われると思います。

 

別に、騙そうとかは考えてないと思いますよ。
営業マンにもよるでしょうが、一生懸命考えてくれます。
(利益は取ろうと思うかもですが、それも彼らの仕事ですし。。。)

 

でも、自分達の要望が100 %伝わっているとは限りません。
良かれと思って提示してくれた案でも、困りごとが解決しきれないかもしれません。

 

お時間があれば、一度持ち帰ってじっくり検討した方がいいです(^^)

 

判断はQCDの観点で

 

製造業とかでよく使われる言葉ですね。
今回の場合だと、

 

  • Q:品質(Quality)
      困りごとがどの程度解決できるか。
  • C:コスト(Cost)
      その解決案実施にかかる費用。トータルの予算。
  • D:納期(Delivery)
      契約~引き渡しまでの全体日程。引き渡し日が遅れると困りますよね。

 

という感じと思います。

 

困りごとを解決するのが目的なので「Q」は重要!
でも、無限にお金は掛けられないですよね(C)。

 

なので、困りごとによっては妥協も必要かもしれません。
重要度が低ければ見送ることも考えます。

 

 

別の案を考える場合は、再びSTEP2に戻ります。

 

結構STEP2~3(場合によっては4まで)を行き来するかもしれません。

 

ちなみに納期の「D」は、解決案決定も含めた全体日程を守るという意味です。
主に業者がコントロールすることかと思いますが、施主である私達も日程通り進んでいるか確認しておかないと、

 

  • しれっと遅れが生じている
  • 1ヶ月前にするはずだったことが無連絡のまま未実施

 

とかいうことになる場合もあります。

 

自分達の家だから自分達で業者を動かす、くらい思っておいた方が無難と思います。

 

で、「1階パブリックゾーン・2階プライベートゾーン」はどうなったの?

 

STEP2、3(後述の4も)を何度も行き来して下図になりました。
2階は青字のプライベートゾーンのみになっていることがわかります(^^)

 

 

1階 パブリックゾーン 2階 プライベートゾーン
玄関 子供部屋
シューズクローク(玄関に付随するため) 寝室
リビング 洗面所
ダイニング 浴室
キッチン トイレ
パントリー(キッチンに付随するため) ベランダ
トイレ  

 

1階シューズクロークのプライベート性に関しては、ドアを付けて玄関から目隠しで対応しました。

 

 

1階パントリーもロールスクリーンを付けて目隠し!

 

 

というわけで、解決できたと判断しました(^^)

 

STEP4:解決案に裏目はないか

 

 

この裏目確認を忘れると後悔することになりかねません。

 

 

困りごとは解決しても、それによって別の困りごと(裏目)が出てくるかもしれません!

 

「1階パブリックゾーン・2階プライベートゾーン」の裏目

 

元々賃貸で狭かったのが、

 

  • 延床面積が増加
  • 部屋数が増加
  • 2階建て

 

になったわけです。

 

裏目の検証

 

要は広くなったということですが、これは同時に生活動線も長くなることを意味します。

 

広くなった分だけ生活動線が長くなるのは嫌なので、部屋の配置をできるだけ工夫しました。

 

具体的には、次の動線をメインで考えました。

 

  1. 出勤時動線
  2. 帰宅時動線
  3. 入浴・洗濯動線

 

※料理動線については、キッチン・パントリーに関する記事でご紹介したいと思います。

 

(1)出勤時動線

 

出勤時は下図の通りです。

 

忘れ物がない限り、1階と2階の往復はありません。

 

1階の動線が複雑に見えますが、⑤~⑨はダイニング・キッチンに場所が集中していて歩数が少ないです。

 

 

(2)帰宅時動線

 

帰宅時は下図の通りです。

 

基本的には出勤時の逆ルートになります。

 

⑤でアウターが収納でき、LDKにかさばるアウターを持ち込む必要がないのが嬉しいです。

 

 

(3)入浴・洗濯動線

 

入浴・洗濯時は下図 の通りです。

 

全て洗面所周りで完結できるのが、個人的にGOODです!

 

毎日のことなのでほんまに楽です!

 

詳細は下記に記載しています。

 

 

 

 

 

というように、この場合は裏目に関して解決との認識なので、案採用!となります。

 

 

裏目がどうしても残ってしまう場合は妥協するかどうかを判断します。

 

  • 妥協できる⇒案採用(裏目の存在は理解している)
  • 妥協できない⇒STEP2に戻る

 

裏目を妥協した例

 

我が家で裏目を妥協した例は吹抜けです。

 

  • STEP1:困りごと⇒開放感がなく窮屈に感じる
  • STEP2:解決構想⇒吹抜け・リビング階段採用
  • STEP3:解決可能か⇒Yes(3D図で確認)
  • STEP4:裏目はないか⇒Yes(音が筒抜け)
  • 裏目は解決可能か⇒No
  • 妥協する⇒Yes(仕方がない、メリットを優先)

面倒くさいけど後悔しない

自分で決めたやり方やけど、めっちゃ面倒くさかった!

 

というのが正直なところです汗
それでも、困りごと全てに対して上記を実施しました。
何故なら、

 

何千万円っていう超高額な買い物だから。

 

ここまでやって失敗したら、
あーこれが自分の実力やねんな
って納得できます。

 

そういう意味で、今のところ後悔した箇所はありません。
想定通りで実際に生活できており、住み心地OKです!

 

以上、PontaとPomkoなりの間取り設計フローチャートをご紹介しました。
これが絶対的な正解とは思いません。人それぞれ合ったやり方があると思います。

 

部分的にでも参考になれば幸いです!
長文の記事をご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m